ブラック企業のブラック研修③

最悪死ぬ研修

さて、田舎の穏やかな朝が来て、研修2日目スタートです。

あ、もちろん朝ご飯もカップ麺でしたよ(泣)

朝からラーメンはキツかったなぁ。

朝の7時に外に集合しました。

どんな研修をやるのかを事前に全く聞かされてなかったため、不安でしたが、田舎の美味しい空気の下、農作業でもやるのかなぁなんて思ってました。

結論から言うと、「チーム団結アーミーアスレチック」というプログラムでした。

まず、1チーム7人のチームに分けられます。

アーミーアスレチックの内容は以下のような感じです。

・男子が女子をおんぶして坂道を登る

・高さ5メートルの塀に対して、道具を一切使わずに最後の一人まで登り切る

・微弱な電気(人体に害はない程度)のロープが張り巡らされており、道具を一切使わずに、そこに触れないように全員で脱出する。

ここまででもすごくなですか!?

中でも自分が一番怖かったのは、高さ3メートルの丸太の上から命綱なしで地面に向かって後ろに倒れ込むというものでした。チームの仲間が落ちてきたところを支えてくれるのですが、これが本当に怖い・・・

かつて、仙台の遊園地でバンジージャンプを経験したのですが、そこでも怖かったですが、それ以上に怖かった・・・

胸に手を当てて祈りながら落ちましたよ。

女の子は泣いて棄権してました。

80キロの同期は重かったなぁ(笑)

最悪脊髄損傷して半身不随ですよ!

部活動や乗馬でまれにありますよね。

何かあったらタダじゃ済まないですが、人事はどう考えていたんだろう。

確かに仲間を信頼して背中を預けるという訓練は、アメリカの米兵が実際に行っているそうです。

ああ、それで「アーミー」アスレチックか。

まともな企業はしませんよ、こんな研修。

ほかにも、筋トレや10万メートルマラソンなど、とにかく暑いし苦しかった。。

ハダシの元の鬼教官を思い出しました。

長かった研修の最後の夜、人事部長様がご到着。

この研修を終えて学んだことや、入社してどのように会社に貢献したいかを、10分間人事と同期の前でスピーチしました。ビデオでも録画され、CEOが後で観るそうです。

内容は覚えてませんが、「頑張ります」とだけひたすら言っていたような気がします(笑)

翌日の朝に研修は終わりましたが、なんと帰り道はバスは用意されておらず、自力で新幹線で帰ってほしいとのこと。しかも自腹でした(怒)

それにしても、内定式すらまだまだ先なのに、濃密な研修でした。

研修は入社前にももう一度ありましたので、そのお話はまた次回に。

ブラック企業のブラック研修②

バス地獄

7月の研修開始当日、本社前で内定者同期と集合。

このときは、内定者全員が一堂に会する機会が初めてであったため、新鮮な気持ちでした。

とはいっても、僕は友達同士の待ち合わせでも、待ち合わせ場所を遠くから眺めて入りやすいタイミングを窺ってから合流するタイプなので、どちらかというと緊張していました。

いい年して、「誰か話しかけやすい人はいないかなぁ。浮いたらどうしよう。」などと中学生のような心配をしていました。

でも、内定者は僕からみても良いやつが多そうで、おとなしそうなメンバーもけっこういて、ホッとしたままバスに乗りました。

人事が欠席者がいないかをすごく心配していました。

でも、バスの中では自由席なのですが、相変わらず僕は2人席に1人で座ってただ窓の外を眺めていただけです。

事務系の同期ははっちゃけた奴が多く、お菓子の交換や連絡先の交換などを早速行い、カラオケまでしていましたね。湘南の風とか歌っていて自分にはすごく迷惑でした(笑)      (決して湘南の風が嫌いではありません。好きな曲もいくつかあります。そういうノリが嫌なだけです。わかる人にはわかってもらえると思います。)

早稲田出身の同期が、バスで近くを通ったときに、「ここがあの有名な早稲田キャンパスでーす。我が母校でーす。」とか、「私もここで海外デビューしましたー。」とか言っていたのですが、超どうでもよかったです(笑)

行き先も知らされないまま、首都高に乗り、埼玉から関越道で北へ行くことだけはわかりました。バスの中では基本寝てたのですが、バスお決まりの地獄タイムが・・・

そうです。自己紹介タイムです。

内定者一人一人にマイクを回して、事務系か技術系か、出身はどこか、趣味は何か、などを言うのです。でもこれだけならどこの企業でも普通ですよね。所詮1分程度の紹介なので開き直っていたのですが・・・

ここでブラックタイムです(苦)!

人事から一言「自己紹介では、最近あった面白かったことをみんなに共有してください。」←

マジか!?こんなのいきなり言われても(泣)

素人にいきなりこんな無茶ぶりする企業ってまだあるんですね。今時合コンでもドン引きされますよね。

僕はマイクが回ってくるまでの間、脳みそフル回転で思い返しました。走馬燈のように。

結果としては、僕の場合は、以前地方の温泉に一人旅をしたときに、公衆浴場のようなところだったのですが、60代くらいのおじいさんがいわゆるゲイの方で、無理矢理背中を洗われたあげく、このままドライブで気持ちの良いことをしようと言われ、追っかけられたエピソードを話しました。すごく怖かった(笑)どちらかというとホラー話かなぁ。でもけっこう反応はよかったです(笑)

ちなみに、僕が同期の話で一番面白かったのは、そいつが友達と中学生の頃にディズニーランドに行き、どこを回るかで口論になってしまったらしく、喧嘩していたところをキャストにつかまり、保護室に連れて行かれたというものでした。(迷子センターのようなものみたいです。) キャストのお姉さんが、そいつに対して、「親に連絡したいから連絡先を教えてくれるかな?」と聞いたらしく、そいつは「なんで口論したぐらいで親呼ばれなきゃいけねぇんだよ!」と怒ったらしいです。お姉さんはその場では優しくなだめたそうですが、裏で警察に連絡がいき、警察が到着して二人を保護。その後、警察の連絡で本当に親が来たらしいです(笑)

ディズニーランドでは友達との喧嘩はやめましょう!笑

本題に戻りますが、そんな前近代的なバスタイムが終わり、目的地に到着。

場所は周りが山だらけの秘境。コンビニも信号機すらもない。

そして人事から連絡。「今日は遅いので各自割り振られた部屋で過ごしてください。食事は自炊です←」

目の前にはそこそこ大きな研修施設のようなものがありました。

場所は北陸の山の中でした。

到着早々に、4人一部屋で翌日の準備に入りました。

しばらくして入浴タイムがありました。

その後、食事。

「自炊って言ってたなぁ。面倒だなぁ。」と思っていると、用意されたのはなんとカップ麺。「お湯はあるから。」とのこと。

みなさんは研修施設でのご飯はどのようなものでしたか?

カップ麺ってよくあることなのでしょうか?

でもまあ同期とワイワイ話しながら過ごすフリータイムは楽しかったです。

次はいよいよ地獄の研修2日目です。

ブラック企業のブラック研修①

内定辞退を阻止する巧妙な罠

新卒での入社は4月が一般的かと思います。                      

早い企業で3月からというところもあると思います。                  

そんな中、僕の企業の研修開始はいつだったと思いますか?

・・・7月です(笑)

太陽がギラギラ照りつけ、子供たちは夏休みを満喫中です。

実はこの研修の前に、内定者全員が強制的に加入させられるチャットワークのようなアプリがありました。内定直後には、

・このチャットには必ず入ること

・趣味などのプロフィールの登録

・自分が最も楽しそうにしている顔写真の登録(笑)

・誕生日のメンバーがいる場合にはメッセージを送ること←

などのルールが人事部から提示されていました。

さすがにまだ大学生であり社会の厳しさを知らない者として、波風を立てないよう全員登録していましたが。

一見、内定者同士の交流を深めるための方策のように思えますが、仲間意識を持たせて退会しづらくし、辞退者をなくす巧妙な手段であったと思います。

超肉体派研修の幕開け

内定者同士のグループチャットでは、人事部がもちろん管理者として加わっており、僕はあまり近寄らないようにしていました(笑)

そのチャットにて、6月のある日に突然、人事から重要連絡が。

7月に内定者研修を行うので必ず参加するようにとの連絡でした。

7月に研修??いくらなんでも早すぎる!

連絡は、日にちの確保と持ち物のみでした。

気になったのは、持ち物に、「破れてもいい衣類・汚れてもいい服装」・・・

ほかは一切準備は不要とのことでした。

ちなみに、当日何をするかは一切知らされず、どこでやるかもわからない。

「バスで全員で出発するので朝7時に本社前に集合」とだけ書かれてました。

みなさんは、この内容を聞いて、不安になりますか?それともワクワクしますか?

僕は緊張しましたね(笑)

とりあえず、欠席するわけにはいかないので準備をして、当日本社前へ。

研修当日の内容は次回の記事で。

ブラック企業との地獄の裁判記録(導入編)

ブラック企業のブラック研修

こんにちは!てきとーネコと申します。

電通での悲惨な過労死事件で厚生労働省が本格的に捜査を行ったことはまだまだ記憶に新しいですよね。

この事件をきっかけに、世の中のブラック企業への世間の目が厳しくなりました。そして、遂に法整備も進みましたね。パワハラ防止法が成立し、大企業では2020年6月から、中小企業では2022年4月から施行されることとなりました。

しかし、残念ながら僕がブラック企業で働いていた時代は「パワハラ」に対して法的強制力に乏しく、筆舌に尽くしがたい劣悪な労働環境がまかり通っていました。

僕は大学卒業後、新卒でメーカーに就職しました。テレビCMでもバンバン放映されている、世間で言ういわゆる大企業です。

僕は法律や人事に興味があり、そのような部署への配属を熱望していました。就職面談においても、そのような部署へ配属されることを約束され、会社の商品や雰囲気にも惹かれたことから入社を決めました。

この会社では、入社前に研修がありました。今思えば、その研修自体が「ブラック」な雰囲気を醸し出していたように感じます。そもそも、4月1日前の大学在学中に、半強制的に研修スケジュールが組まれていたこと自体が思い返せば怪しかったと思います。

まずは、その「ブラック研修」についてつらつら書いていきたいと思います。